ものを考えるようになってから、「一人ひとりの人間の幸せと人類の平和」を求めることの大切さに思い至り、それを実現する仕事をしようと決意したのは、高校3年生の卒業間際でした。
国という大きい壁を感じました。この中が変わらなければいけない、そのためには 、 『教育』が総ての根本であり、いかなる教育がなされるかによって、国が、社会が、 個人の生活が決まる。教育は如何にあるべきかの模索の旅、これが私の今日までの歩みです。社会のいろんな分野に足を踏み入れ、未踏の原野の草木をかき分けながら、極々細い、曲がりくねったものですが、一筋の道らしいものを作ってきたと若干の自負をもって77歳(政府的には後期高齢者)になりました。
過去の事跡にとらわれず、過去の経験を生かし、高校3年生の気持ちに戻り新たな気持ちで初志に挑戦したいと考え、個人事務所を作りました。 まだまだ、これからも新しい分野を切り開いていく情熱、体力には自信がありますが、これまでが、「動」の求道であったとするならば、これからは 「静」の求道を激しく歩んでいく所存です。
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